* 忍のハート ✿ 番外編 *【ONE PIECE】
第14章 ◇ 熱*② ◇ ロー視点 ◇
いつも一緒に寝ていたら
体温が熱いなんてすぐ分かる事で
目が覚めて腕の中の温もりがいつもより…
異常に熱くて
心做しか…その人物の息も荒い…
俺は体を少し起こしてその人物のおでこに触れれば
いつもより熱い
ロー)「…アヤ…起きれるか?」
「…ふぇ」
アヤに声をかけ
体を少し譲ればゆっくり目を開けた
焦点が合わないのか瞬きをしていた
ロー)「アヤ。こっちを見れるか?」
「…」
アヤはゆっくり視線を向けてきたが
熱のせいか…
目が潤んでいて…
頬が赤く染っていて
口から出る吐息が…
正直…夜を思い出させる
それどころじゃない
俺は落ち着かせる為に…小さく息を吐いて
アヤの頬に触れた
「ろぉ、が…分身してる」
ロー)「…そうなったらお前が大変だな」
俺の返事にアヤは力なく「確かに」と笑った