第5章 飲まれて過ちを
カメラマン「唯吹ちゃん
写真集も無事発売されて売上上々だから記念に飲みに行かない?」
撮影中に何を言い出すかと思うと飲みへの誘いですか。
『打ち上げって事ですか?』
カメラマン「そゆこと〜」
『奢りなら行きますよ』
カメラマン「なら決まりね、唯吹ちゃんのマネージャーに唯吹ちゃんから伝えといてね。スタッフ達には俺から声かけとくから」
『私がマネージャーに言うんですか?
スタッフさん達に伝えるならマネージャーにも伝えて下さいよ』
カメラマン「唯吹ちゃんから伝えてくれた方が絶対来ると思うからさ〜」
溜息をつきながら嫌々承諾した
『打ち上げいつ行くんですか?』
カメラマン「今日だよ〜」
『急すぎませんか?』
カメラマン「唯吹ちゃんが明日オフだからだよー
時間は19時からね、店はいつもの場所ね」
『わかりましたよ。』
撮影の休憩中にマネージャーの元へ駆け寄る
マネ「どったの、唯吹が僕に駆け寄って来るなんて」
『カメラマンさんが今日打ち上げするから来いだって』
マネ「打ち上げか、ちなみに何時から?」
『19時からだって』
マネ「了解。店はいつもの場所でしょ?」
『そう、いつもの居酒屋』
マネ「仕事終わったら僕と一緒に車で行こっか」
『飲まないの?』
マネ「僕の奥さんが待ってくれてるから、酔って帰るなんて出来ないよぉ!!」
『そうでしたね。』
マネ「ほら、撮影始まるから頑張ってお仕事してきなさい」
お酒を飲める楽しみの為に今日の撮影を淡々とこなしていった
淡々とこなしたおかげで18時半には終わり
マネージャーの車の近くで待っている
マネ「お待たせ、行こっか〜」
助手席に乗り目的地へと向かった
『久しぶりのお酒だし今日はいっぱい飲んじゃお』
マネ「いっぱい飲むのはいいけど、程々にしてよねぇ」
『酔いつぶれても大丈夫でしょ?
車で乗せて帰ってよ』
マネ「だめだめ!
家に着くの遅くなっちゃうだろ?」
『本当に私のマネージャー?』
マネ「仕事が終わったのと一緒に今日の業務は終わりましたー」
『はいはい、わかりました。』
そこからは特に何も離さないでいると目的地についた。
居酒屋にはいるとカメラマン、スタッフさん達が揃っていた