第1章 実習先、間違えました!!
「…そんな締めたら、無理」
瞬間。
「ぁああああ!!」
なかでドクン、て。
何かが弾けた。
あ。
嘘。
これ。
これ、『精』。
なか。
満ちてく。
満たされてく。
とくん、とくん、とくん、て。
脈、が、わかる。
「…………ゃ、ば。絞り取られる、これ」
どうしよう。
気持ちいい。
気持ちいい。
…………おい、しい。
あったかい。
すごくお腹、あったかくて。
「…………おいし」
頭ボーってする。
気持ちくて。
満たされて。
お腹、膨れる。
「…………っ、はぁあーっ」
ため息と共に、身体にかけられた体重がなくなって。
隣にゴロン、て。
彼が横になった。
「なんなん、これ。すっげ体力使ったんだけど」
駄目。
まだ、足りない。
足りない。
「もっと…………」
「え」
気持ち良かった。
すごく満たされた気分、だった。
「もいっかい、いまのきもちいいの…………」
横になる彼を跨ぐように上に乗って。
彼を、見下ろした。
「…………それ、わざと?無自覚?」
「…………はやく、ほしいの。おねがい」
「まぁもう、どっちでもいいや」
すがるように。
彼へと手を伸ばせば。
あたしのなかを暴れ回っていた金棒は、また、こんにゃくから硬くなり。
彼の膝の上。
お尻にあたる、硬いもの。
ゴクン、て。
喉が鳴った。
「そんなに欲しい?」
「ほしい…………」
「なら自分で、挿入れてみる?」
「え」
「腰、落とせば挿入るから」
「…………うん」
彼のお腹と足に、両手を置いて。
ゆっくりと腰を沈めれば。
「…………ん」
ミシ、て。
音がして。
圧迫感。
「まだまだ先っぽしか挿入ってないよ」
「待ってだってこんなの、初めてだもん」
沈める度に奥がきゅうきゅういって。
苦しくなる。
「…………やっぱむり。こっから、むり」
「いいの?」
「え」
「俺がやるなら加減しないけど」
「…………いい」
「あ、そ。じゃ遠慮なく」
両手が、腰にまわされて。
ちゅ、て。
キスがふってきた。
途端。
「…………!!」
ズン!!て、一気にひとおもい。
下から彼は言葉通り、あたしを串刺しにした。