第7章 再会
ぱたん
たらたら
(まさか··私から血の匂いする··!?)
とりあえず今は···
「ロナルドさん、そろそろ顔を見せてくれますか?」
すっ
「··ぐすっ··会いたかった、ずっと」
「素敵な顔が勿体ない。私の世界でも話したはずです」
「分かってるけど··っ!///」
すっ
「··泣いたら駄目ですよ」
「それでも俺は、未だに渡された箱を開けずに··ずっと··ずっと··会いたくて··同じ"彩華"なのに··満たされなくて··///」
(···私の一夜をずっと覚えていてくれたんだ。同じ"私"がいても)
ほんとに
純粋で優しくて
ぎゅっ
「彩華!?///」
「素敵な"ロナルド"さんね」
かちんこちん··ぎぎぎ··ぎゅっ
「やっと··捕まえた」