第5章 𓇼𓆡𓆉 ⋆
そうだ
パトロール帰りにいつもの様に喧嘩しながら歩いていたら子供の悲鳴が聞こえて
なにも考えず飛び込み
ばしゃーん!
「ロナルド君!?」
ザバッ!バシャッ!
「大丈夫か!ドラ公!」
わたわた
「いきなりは困るよ~~!」
ぐっ
「ほら、もう大丈夫だよ」
「えーーん!怖かった!」
「風邪引かないようにマントを羽織りなさい。ロナルド君も早く上がっ···」
「やべ··足つった」
ぶくぶく
「て···ロナルドくーーーん!?ええ!?私泳げないし、入れないし··どうし··っ」
私の隣を過ぎ去り
川に飛び込む女性
ぐったり
「·····」
「すみません、今のうちに連絡をお願いします、私は人口呼吸します」
「す、すまない(自分が濡れる事など考えず飛び込んだ)」
まるで絵本で読んだ
人魚姫のように