第8章 転入生
「・・さん、かなりキツそうだね、、、大丈夫かな。」
ヒョロヒョロとフラつきながら走るに視線を向けながら憂太が呟いた。
「あんな走り方じゃ最後までもたないだろーな。
ーーーーそれより憂太、お前巨乳派じゃなかったっけ?」
「えぇっ⁉︎それ今関係あるの?」
パンダはを指差しながら憂太の耳に小声で囁いた。
「・・あれはどう見ても微乳派だ。」
その時、パァーーンッと小気味良い音を立て、憂太の頭に鉄槌が下った。
「いったぁ、、、」
「サボってねーで、次は打ち込みのトレーニングやんぞ。」
ほらっ、と真希から投げられた竹刀を受け取ると憂太は顔を引き締めた。
「うんっ!お願いしますっ!」
憂太もまた、自分に課せられた運命に立ち向かっていかねばならない。
休んでる暇はないのだ。
この日からというあまりに非力な術師を鍛えるべく、地獄の訓練が幕を開けた。