第4章 【オタノシミ_コヤ編】
カーテンの隙間から差し込む光が眩しくて目を細める。
腕がしびれて中々動かせない。
だけど、動かせないのはしびれてるからじゃなかったり。
「ん…。」
寝返りをうつ。
オレの膝枕で眠るにちょっとオス化しそうだ。
でも、もうちょっと見てたいかも…。
幸せそうに少し微笑んだまま眠るの顔を、穴が開きそうなほどじっくり見つめる。
長いまつげが愛しい。
ピンク色の唇が愛しい。
目の前にあるその”愛しいものの集団”がオレの心を満たしていく。
「大好きだよ。」
鼻先同士をくっつける。
犬じゃあるまいし…。
だけど、唇届かないんだもん。
「んふふ、たまんない。」
そう思ったらますますオレがオス化してくる。
”ヤバイ、ヤバイ!”
心で叫んで顔を背けた。
ギュッと瞑った目の裏には、まだの寝顔がチラついていた。