第4章 【オタノシミ_コヤ編】
雨は止んでいるのに、何故か傘を差す。
不思議そうにオレを見上げるのキョトンとした顔がまた格別。
「ずっと、こうしていようね。」
そう言って一度繋いだ手を離す。
首を傾げたに小指を差し出した。
「指きりげんまん…なんちゃって。」
やってるオレの方が恥かしくなりそうなほど真っ赤になる。
あぁ、もう!
そんな顔しちゃダメだって!
襲い掛かりたくなるほどの気持ちをグッと堪え、水溜りを靴先で蹴っ飛ばした。
跳ねた水滴が太陽の光を浴びてキラキラ光る。
だけど、その光すら霞んじゃう。
”だって、だよ?”
言ったら絶対また可愛い顔するから…これは、帰ってからの、オタノシミ♪