第2章 【Snowflake_テゴ編】
玄関を開けると、外は一面の銀世界。
オレの大好きな季節。
例え彼女がいなくても、オレの気持ちは変わらない。
この雪のように、融けてなくなったりしない。
「いっそ、融けてくれた方がいいんだろうけどね。」
マネージャーの車に乗り込むと、順次回収されてきた他の3人が座っている。
今日はオレが最後みたいだ。
「おっはよ~。テゴにゃんだよぉ~。」
慣れた挨拶を交わし、慶ちゃんの隣に座った。
そうだ、オレにはコイツらがいる。
可愛い子猫ちゃん達がいる。
支えてくれる、スタッフさんや家族がいる。
”こんなことでウジウジしてらんないか。”
オレはシートに背中を預け、天井を見上げた。
ゆっくりと目を伏せ、オレは心の中で呟く。
『さよなら』