第86章 ☆ 決着! ☆ ロー視点 ☆ ② ☆
【ムエ)「何ニヤニヤしてるのよ!」】
【「あんたの必死な顔がウケるからだよ」】
【ムエ)「こっの!ふざけんな!大人しく死になさいよ!」】
【「ははっ。私が大人しくしてる女だと?私大人しく帰りを待つような女じゃないの」】
「「「「…確かに…」」」」
クロガネ)「あいつが大人しくなる日は来るんかのう」
ロー)「…」
戦いながらよくそんなに話が出来るもんだとある意味感心してしまったが…
初めて手合わせした時も話をしていたのを思い出した
あの時もなんか喋っていたな
もし…アヤが大人しくなる日が来るなら
それはそれで見てみたいが
そんなのアヤじゃないと思ってしまった
【ムエ)「…なんなのよ!さっきまで死にそうだったじゃない!絶対殺してやる!」】
【「そう言うセリフは弱く見えるから言わない方がいいよ。カカシに振られたお姉さん♡」】
シャチ)「めっちゃ煽るじゃん」
クロガネ)「これはアヤの癖じゃ」
ロー)「性格じゃねぇのか」
クロガネ)「ある意味アヤの攻撃手段じゃよ」
「「「攻撃手段?」」」
【ムエ)「余裕ぶっこくのも今のうちよ!絶対に…」】
【「首に一撃入れてから、かすり傷も付けれないあんたに私を殺すのは無理よ」】
【ムエ)「調子乗るな!」】
【「ふふっ。怒りっていいよね。怒りは1番簡単で扱いやすくて扱いにくい」】
「「「え?」」」
クロガネ屋に目を向ければ「アヤはわざと怒らして隙をつこうとしとるんじゃよ」と言われた