第12章 ★ お披露目 * 夢主視点 ★ ③ ★
私は何故かこの人にはそう思って欲しくなかった
私が今までやってきた任務は人に言えない物が多い
私に恨みを持ってる人も多いだろう
私は色んな人を不幸にしたのに
そんな事やってきたのに
この人⋯ローには
幻滅して欲しくなかったなぁ
「⋯ごめんね⋯こんな、話、」
ウトウトしてきた
寝そうだ
「私、なんでだろう。あなたには…幻滅して…ほしく…ないなぁ」
私ちゃんと喋れてるかな?
ローに伝わるかな?
「私が…やってきた任務は…胸の張れる…任務ばかりじゃ…なかったけど…私が、動いて…他の人が、助かるならって、ずっと…思ってた」
ロー)「…」
「そんな事ばかりしてたら…夢に、出てくるから、寝るのが、こわくなって」
もぅ視界が…はっきり見えない
私のまぶたが…閉じた
もう少し頑張って
これだけは⋯伝えたい
「でも…ここは…安心…して…」
寝れる気がするんだ
私、最後まで言えたかな?
あんな話するつもりじゃなかったのに
なんで
あんな事言ったんだろう
2023.12.21