第85章 ★ 決着！ ★ 夢主視点 ★ ① ★

視界が…ぼやける












ふらふら…する











早くこの場から離れたい


























早くローに…








会いたい…のに…


































私は立ち止まった








立ち止まってしまった






























ここで…歩みを止める訳には…行かないのに…




























下を向きながら歩く私に嚇母は顔を覗かせた









正直…嚇母に構ってる余裕がなかった



























ねぇ、嚇母…

さっきの聞いた？













私、さっき…






































嚇母）“…アヤ、だいじょ…”

「…ふっ…ふふっ…」

嚇母）“…アヤ？”

「…カカシの事、忘れろ、か…自分で言ってて…私でも忘れられないのに…」

嚇母）“…アヤ…”














私は…左手をゆっくり上げで
顔を隠すようにおでこに手を当てた































…苦しい…











…寒い…















…ロー…













「…っ、…ローに、あいたいっ…」







私の掠れるような言葉を聞いてか
嚇母は慰めるように…頬に擦り寄った







嚇母）“…もう少し頑張って…もう少ししたら…っ！アヤ！”

「っ！」






後ろから突然の殺気







ムエ）「殺してやる！」






ムエが襲って来た




振り返り避けようとしたが
まともに動けず攻撃を食らってしまった