第73章 ☆ 開幕 ☆ 夢主視点 ☆ ① ☆
「髪の毛可愛くない?イッカク凄いよね!」
ローの前でクルンと回って見た
後ろで嚇母のため息が聞こえた
嚇母)“アヤってたまに子供っぽいよね?”
「え?!嘘?!私今子供っぽかった?」
嚇母)“…まぁいいんじゃない?アヤらしいもん”
「…それ喜んでいいの?」
少し目を細めて嚇母を見れば
嚇母はさっきクナイを投げた海を見ていた
後ろではローの小さな笑い声が聞こえて
視線をローに向けたら思ったより近かった
いつの間に近づいて来たのか
ローは私の頭に手を置いて「似合ってる」って言ってくれた
「…2人して私の事子供っぽいとか思ってる?」
「“…”」
「むー!」
2人の反応に思わず頬を膨らませてしまったが
これが子供っぽいのだろう
「…いいよ。別に…困らないもん」
嚇母)“困ってもやめないでしょ”
「…皆が甘やかすから」
ロー)「あいつらのせいなのか?」
嚇母)“1番は君じゃないの?”
ロー)「…」
そんな話をしていたらまた甲板のドアが開いて
皆でそっちをみたら
凄いのが立ってた