第70章 ☆ 生涯をかけて ☆ ロー視点 ☆ ① ☆
「キスマーク…私の初めてのキスマーク…あなたにあげるよ」
アヤが付けたであろうキスマークの場所は
俺が付けやすいと言って付けて欲しかった場所
ロー)「ふっ…なら礼をしなきゃな」
「お礼かー…何がいいかな」
ロー)「俺の生涯をかけての《愛してる》の言葉は?」
俺がそう言えばアヤは一瞬目を見開いてすぐ微笑みに変わった
「ふふっ…私だけの?…愛してるの言葉?」
ロー)「あぁ…お前にやるよ…お前だけだぞ…俺からその言葉を貰えるのは」
「…貰っていいの?」
ロー)「お前ならいい。お前以外やるつもりのない言葉だ…言葉だけじゃないがな」
「そこまで言われたら…貰ってあげるよ」
ロー)「…他でもいいんだぞ?」
「…他の言葉?」
ロー)「いらないのか?」
「ふふっ…いいよ…それでいい…それがいい」
ロー)「…愛してる」
「うん…私も愛してるよ」
そう言ってキスをすればいつもより満たされて
そのまま体を重ねた
アヤから初めて貰ったキスマーク
こんなにも嬉しいもんだとはな…
体を重ねている最中でもアヤは俺にキスマークをつけた
何回かに1回ぐらい成功するらしい
少しむくれて教えてくれた
皆から見える位置に付ける
前にアヤがそう言ったのを思い出した
少し見せびらかせたくなったのは
ここだけの話