第9章 ☆ 初戦闘 ＊ ロー視点 ☆ ② ☆

俺達は敵船の上から手を振ってきた女を見た




10分もかからないとは言っていたが…8000万の賞金首があれぐらいで終わるか？



そう思い声をかけようとしたら女が動いた











女の横を何かが通り過ぎた





ロー）「針？」





その針はまるで生きているみたいに女に向かって飛び回りこっちから女が見えなくなった





ベポ）「え？！アヤ！」

ｼｬﾁ）「だ、大丈夫かあいつ！」

ﾍﾟﾝｷﾞﾝ）「8000万ベリーの賞金首だからな！無事かな？」

ｼｬﾁ）「は、8000万？！」

ｲｯｶｸ）「確か口笛が聞こえた時には終わってるとかって、噂だよね？」

ベポ）「お、終わってるって何？！死んでるって事？！」

ｼｬﾁ）「うわー！アヤー！死ぬなー！」

ﾍﾟﾝｷﾞﾝ）「口笛だー！口笛に気をつけろー！」







相手の賞金首に気付いたのかベポ達が騒ぎ出した






ロー）「お前らうるせぇぞ」

「「「「何でそんなに冷静なんですか？！」」」」




4人が俺を詰め寄ってきた




「「「「はい！鬱陶しそうな顔！」」」」

ロー）「…」





俺は無視して視線を敵船に向けた




女が手すりに立っていた