第58章 ☆ 出港 ☆ ロー視点 ☆ ① ☆
ロー)「…なら出港する。船を出せ」
「「「「アイアイキャプテン!」」」」
返事をして持ち場に着くクルー
俺とクロガネ屋は食堂にいた
ロー)「その言ってた島ってのは大体どれぐらいで着くんだ?」
クロガネ)「そうじゃな。いつもは3日で着いとったな」
ロー)「…3日」
クロガネ)「その島の名は《プリエ島》鉱山と漁業が盛んな島なんじゃよ」
ロー)「ほぅ。それは珍しいな」
クロガネ)「まぁ広い島じゃからのう…島の半分が鉱山、もう半分が漁業で有名らしい。ワシは鉱山の方しか行った事が無いがな。綺麗な所じゃぞ…それに美人が多い」
クロガネ屋がニヤけた顔で見てきた
ロー)「興味ねぇよ…アヤで充分だ」
クロガネ屋に呆れたような視線を送れば豪快に笑った
クロガネ)「そうかそうか。じゃが…あやつらはかなり楽しそうにしておったぞ」
ロー)「あやつら?」
クロガネ)「グラサンと帽子じゃ」
ロー)「…」
グラサンと帽子?