第58章 ☆ 出港 ☆ ロー視点 ☆ ① ☆
俺は小さく笑って頬を撫でれば視線が俺を向く
ロー)「大人しく待ってろ」
「…皆が戻ってきたら皆のローだもんね。仕方ない」
ロー)「…人気者は大変だな」
「…あなたを独り占めするのは大変だね」
ロー)「…お前がいい子にしてれば戻ってくる」
「ふふっ。なんかサンタさんみたい」
アヤは可笑しそうに笑った
俺は深いキスをして顔を離した
アヤの額にキスをして体を起こした
シャワーを浴び服を着て戻ればアヤはベットに座ってウトウトしていた
寝るならちゃんと横になれ…と思ってアヤの名を呼べばハッとして慌てて俺に目を向けた
「う、ウトウトしてない!」
ロー)「まだ何も言ってないぞ」
「…あぅ」
アヤは気まずそうに視線を泳がせた
俺はベットに近づいてアヤの頭を撫でた