第8章 ★ 初戦闘 * 夢主視点 ★ ① ★
私は口元が緩んでいた
さっき彼に言われた事
『誰も殺すな』『船も沈めるな』
船は別にいいけど…
そっか、殺戮は好まないのか
そっか、そっか
ふふっ
いいねー
いいよー
好きだよ。そーゆーの♡
私はそんな事を考えながら船の上の方で印を結んだ
殺さない程度なら好きにしていいんだよね?
こんだけ広かったら多分下にも人はいるはず
そして範囲を考えないと
あっちの船にまで支障をきたすかも
ふふっ
この世界で初めての忍術
果たして…どこまで耐えれるかな
まぁ…しぶとい人なら…耐えれるかもね
私の雷遁はカカシの雷切より威力はないけど
大勢を倒すのには持ってこいなんだよーん
まぁこれは千鳥の応用だから音がするけど…
音が聞こえた時にはもう遅いのよ!
私は足元のクナイを抜いて
船の甲板に向かって真っ直ぐ走り出す
甲板目掛けて
雷遁を宿してる右手を叩き落とした