第41章 ☆ 無人島での出会い * ロー視点 ☆ ① ☆
クロガネ)「お前さん。こいつに弱みでも握られとるんか?」
クロガネ屋が心配そうな顔で見てきた
アヤがクロガネ屋を威嚇するように睨む
俺はため息を付いた
ロー)「弱みは握られてない。俺が選んだ。それだけだ」
アヤはまたドヤ顔でクロガネ屋を見ていた
クロガネ屋は不思議そうにアヤを見た
クロガネ)「なんじゃお前。婚約者がおるじゃろうが」
「「「「「婚約者?!」」」」」
俺含めクロガネ屋の言葉に驚いてアヤに目を向けた
「ちっ。余計な事を…あれはそんなんじゃねぇって説明したろ?婚約者って言っても任務みたいなものだって言ったじゃん!」
ロー)「説明」
「うぃ」
俺は聞き捨てならない言葉に眉をひそめる
「…ここで?長話だよ?」
アヤは眉を下げ困ったような顔で言ってきたが
「説明」と低い声で言えば「はい」と返ってきた
アヤはため息を付いて口を開いた