第39章 ☆ 手配書 * ロー視点 ☆ ① ☆
イッカク)「こればっかりはなー」
「くそー。こんな事なら名乗れば良かった」
ペンギン)「名乗っても変わらなかったと思うけど名乗らなかったのか?」
ペンギンの疑問に
アヤはため息を付きながら
少し呆れたような顔を向けた
「名乗っていい事ないでしょ?名乗らなくてもいい事ないんだけどー!私通りすがりの海賊見習いですって言っちゃった。もっと面白い事言えばよかったなー」
アヤの言葉に今度はこっちが呆れた顔になる
シャチ)「面白い事って、お前なー」
「笑顔は強いんだよ?」
シャチ)「強い?」
「笑顔にも種類があるでしょ?」
ペンギン)「種類?」
「そう…小馬鹿にする笑顔。安心させる笑顔。楽しくて笑う笑顔…他にも…」
シャチ)「いやいや、それは分かるけど!なんで急に笑顔の話?」
アヤはその言葉に対して小さく鼻で笑った
「笑顔は大事でしょ…戦場でもね。笑ったもん勝ちなんだよー。どれだけ恐くても、辛くても、自分は大丈夫だって笑うの。世の中、笑ってる奴が一番強いんだから」
そう言い切ったアヤは
手配書のような挑発的な笑みを浮かべていた
☆☆☆
ベポよ(笑)
いつ消えたんだよ
☆☆☆