第31章 ☆ 戦の前夜祭 * ロー視点 ☆ ① ☆
俺達は公開処刑を見に来ていた
ただの興味本位だった
まぁアヤも海軍に興味あると言っていたし
教えるには丁度いいと思って連れてきた
一通り教え終わり俺はアヤから視線を外して画面を見た
「こっちの世界もあっちの世界も…戦争やら、人身売買やら、人間なんてどこ行っても変わらないのね」
そうアヤは呟いた
その言葉は俺以外にも聞こえていて
ベポ)「…アヤは、戦争に参加した事あるの?」
ベポがそう聞かれてアヤはベポの方に顔を向けた
ベポの横には俺とアヤ以外いてアヤを見ていた
アヤは体勢を変えベポに「…どう思う?」と聞いた
「「「…」」」
「ふふっ。皆正直ね…そんなに気になる事かー。そっかそっかー」
そう言ってアヤはまた体勢を変え、空を見た