第24章 ★ 初上陸 ＊ 夢主視点 ★ ① ★

2人でローの元へ着いた



ｲｯｶｸ）「キャプテーン！出来ましたよー」

ロー）「遅せぇ」

ｲｯｶｸ）「でも可愛く出来ましたよ？後で少し髪の毛もいじりたいです！」

ロー）「それは任せる」

ｲｯｶｸ）「ほら！アヤおいで！」

「…」





イッカクに押されながら
私はローの帽子を深く被って顔を隠しながらローの前に出た





ｲｯｶｸ）「こら！いつまで隠してるの？」

「このままずっと」

ｲｯｶｸ）「せっかくの街が見えないよ？」

「う、で、でも」





そんな事をイッカクと話していたら
ローが近づいてくる気配がした





私の前で立ち止まったロー





私はローの足元を見ていたけど
立ち止まったローに疑問を抱いて
ローの顔を見ようと顔を上げようとしたら視界が晴れた






「え？！」





ローに帽子を取られた





「え？！か、返してよ！！」





ローに取られた帽子に手を伸ばすが届かない




くそ！ノッポめ！ニヤニヤしやがって！



私猫みたいになってるから！


猫がおもちゃで遊んでるみたいになってるから！



それはそれで恥ずかしいから！！





ロー）「阿呆か。帽子は没収する」

「え？！やだ！」

ロー）「やだじゃねぇ。船に戻ったら返してやるよ」

「うぅ、」






私は隠れるものがなくなって恥ずかしくなった






ロー）「似合ってる」






ローの言葉に固まる





ローが小さく笑っててその顔にも固まってしまった







「…ふぇ」

ロー）「だから自信持って堂々としとけ」

「…はい」






それだけ言うとローは私の頭を軽く撫でてシャチ達の方に歩いていった







…恥ずかしい…