第93章 ★ タトゥー ★ 夢主視点 ★ ① ★
再び目が覚めた…が…
…苦しい…
足まで動かんとは…
がっちりホールドされている
なんか、久しぶりにここまで力の入ってる感じ
少々…寝苦しい
毎回思うが…本当に寝てるんだよな?
動かせる範囲で体をズラしてローに目を向ければ
可愛い寝顔でローが寝てて
私はローの腕の中からなんとか抜け出した
窓の外を見ればまだ夜は明けてなくて
真っ暗では無いが…もうすぐ夜が明けそうだ
私は起きて洗面台に向かって顔を洗う時に鏡を見れば
目を見開いてしまった
首元や肩らへんが…凄い事になってた
はだけている服の中に
噛み跡やらキスマークやら…
こんなに付けてたのか
これ、見てえない所も…凄そうだな
まぁ別にいいけど
薄ら覚えている事は…宝が何とか…言ってたな
ってか…私のズボンは?
これは…仕返し案件だな
鏡に映る私が悪い顔をしていて、自分で笑いそうになった
洗面所を後にしてベッドに戻れば
さっきと同じ体勢で寝てる可愛い寝顔のロー
この寝顔は何回見てもいい
ふふっ
朝の私だけの特権なのだ♡
頬をつついても起きないのは確認済み♡
私は横を向いて寝てるローの体をゆっくり、静かに動かして仰向けにして
起こさないように…その上に跨った
上から見る
ローの寝顔は本当に可愛い
思わず頬に手が伸びてしまったが
落ち着け私
仕返しするんだから
自然と笑みが零れて
私はゆっくり体を倒して
ローの首元や肩らへんに口を付けて
キスマークを付ければ
ローの口から漏れる小さな声
ローの声…可愛い
体を起こしてローの顔を見れば少し眉間に皺が寄っていた
私はそれが少し面白くて小さく笑ってしまったが
ふと、ローと同じ事がしたくなった
たまに…ローが私にやる事…