第90章 ☆ 次の旅路 ☆ ロー視点 ☆ ① ☆
ロー)「…抱き締めて欲しいんだったか?」
「え?」
ロー)「…あの祭りで言ってただろ?俺に会って抱き締めて欲しいって」
「あ"ー…聞いてたんだったね…」
ロー)「…全部な…タトゥーの事も…あの変な男とキスしたのも知ってる」
「おぅ…そうだった…見てたんだったね」
ロー)「…お前は隙だらけだな」
「え?好き?」
ロー)「そのすきは絶対違うすきだな」
「ですよねー」
ロー)「…あの変な男とのキスは怒ってるからな」
「ですよねー。やだぁ」
ロー)「…」
「あ、そうだ。忘れてた」
アヤは何か思い出したように
また俺に目を向けるように体を動かした
必然的にアヤの頭から離れた
ロー)「話を変えるな」
「いやいや!そんな事より!」
ロー)「そんな事だと?」
他の男とキスしたのがそんな事だと?
なんで目を輝かしてるんだよ
「マーキング!付けれるよ!」
ロー)「!」