第42章 冬休み
「研磨さん」
「何?」
「次の試合が‥最後ですよね?黒尾さん達と一緒にバレーボール出来るのが‥」
「うん‥」
研磨はボールを見つめそう言った
「最後は勝って終わりましょう!研磨さん!」
「クロは卒業した後も時々遊びに来るって言ってた‥」
「おぉ!」
すると黒尾が手を叩いた
「皆ちょっとその場で聞いて!皆わかってると思うけど次の試合が皆とバレーボール出来るのが最後だ!皆!それまでよろしくな!」
黒尾はそう言って笑った
は涙が溢れそうになったが堪えた
(この涙は‥最後にとっておかないと‥)
リエーフはを抱きしめた
「俺も‥寂しいよ‥最後の試合頑張ろう!さん」
「うん!」