第21章 俺の兄
『だってただキスしたくらいで泣くんだよ?それで突然帰った』
「何してんだよ!!」
『まぁまぁそんな怒らないで?ちなみにキスしたのは俺の兄』
「さん嫌がってたろ?」
『うん!でも俺が押さえたから!あ!ちなみにさんさ‥灰羽くんの事嫌いだって!幼馴染だからってどこにいくにも一緒で疲れたってよ?』
リエーフは首を振った
(さんがそんなこと言うわけない‥俺にはわかる)
『あれ?もしかして灰羽くんショックだった?そりゃそうだよね?好きな人にそんなこと言われたらショックだよね?』
「もう‥わかった‥お前にさんは任せられない」
リエーフはそう言うと電話を切った