第8章 Dawn６.目的と任務

三尾｢ギャァアァァオオオォ！！｣


リンの言葉を掻き消すようにいきなり三尾が吠えた。

すると、三尾は顔の前に白い水の球をつくっていく。

すぐにナルトは蝦蟇の上に乗ると、一匹の蝦蟇が口から茶色い油を勢いよく噴射した。

それと同時に三尾も水を一気に噴射する。

ナルトがもう一匹の蝦蟇に合図をすると、その蛙は炎を油に浴びせた。

油によって威力が驚異的に増し、炎が豪炎と化した。


鈴｢熱ッ！｣


あまりの炎に、リンは思わず声を漏らす。

三尾の噴き出す水の威力は衰えていき、その豪炎に飲まれた。


三尾｢ギャオオォオオオオッ！！！｣


三尾はもがき続けたが、しばらくして霧がかった湖の中に消えて行った。

ナルトもそれを見るやいなやどこかに行ってしまった。


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