【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第24章 Dawn20.動物と絆-真実-
意識を取り戻した時には真っ暗闇の中にいた。
閉じられたまぶたを通してじんわりと明るさが伝わる。
サスケはゆっくりと目を開けてみる。
佐「………」
最初に目に飛び込んできたのは、真っ白くて平らな天井。
身体と後頭部に、ふかふかだが少し固い枕とベッドの感触。
モフモフした羽毛の掛け布団が自分を包んでいた。
身体がキシキシと痛む。
"俺はベッドの上で寝ていたのか"と、ぼんやりそんな事を思いながら死人のような目で上を見上げていた。
「手当ては仲間がしておいた」
佐「!」
突然、耳に入ってきた聞き覚えのない声にハッとして身体を起こした。
「無理に身体を起こさない方がいい」
サスケはゆっくりと声のする方へと顔を動かした。
すると、そこには"暁"のコートを羽織り、橙色の仮面で素顔を隠したマダラ。
斑「先に言っておくが、俺はお前の敵じゃない」
マダラは腕を組み、サスケの寝ているベッドの近くの白い壁に背中を預け、立っていた。
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