【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第23章 Dawn19.動物と絆-偽幻-
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タン…タン…タン…タン……
うちはのアジト。
森の中のそれは、半球型の巨大なピラミッドのようにそびえ立っていた。
その内部にある一面コンクリートの薄暗い部屋の奥に、"狐"と書かれた大きな壁画がある。
前には、数段しかない階段の上に石の玉座があった。
鼬「………」
いつものように装束の前ボタンを真ん中まで外し、そこから左手を出した格好で、イタチは一人、足を伸ばして玉座に座る。
瞳を閉じ、規則的に響く足音を静かに聞いていた。
タンッ!
コンクリートを踏んだ音が最大限鳴ると、イタチはパッと赤き瞳を見開いた。
鼬「その写輪眼……お前はどこまで見えている?」
「どこまで見えてるだと?」
静かな部屋に、イタチ以外の声が響き、その声の主はどんどん彼へと近付いていく。
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