【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第23章 Dawn19.動物と絆-偽幻-
鼬「飛段と角都はどうした?」
鬼「そういえばいませんね」
二人は不死コンビの存在がないことに気付き、怪訝そうな顔を浮かべた。
鈴「あ、飛段さんと角都さんならいつもの賞金首狩りですよ」
リンはニコリと笑顔で言うと、隣の指に立っているデイダラが目を細めてイタチを見る。
泥「角都の奴、"食費が足りん!"って嘆いてたぞ。誰かさんの団子代のせいで、うん」
鼬「…!」
心当たりが大有りなイタチは珍しく動揺を隠せない。
鬼「困らせる程買ってもらっていたんですか…」
イタチが団子の猛者だとよく知っている鬼鮫もさすがにあきれる。
蠍「朝昼晩の食事以外は自腹のはずだろ。買ってもらったってどういう事だ?」
サソリは眉間にシワを寄せた。
小「飛段のおねだりが原因よ」
蠍「おねだり?」
鈴「前に飛段さんがお菓子やデザートを角都さんにねだって、たくさん買ってもらってたんです」
絶「角都ハ飛段ニハ甘イカラナ。飛段ノ押シニ負ケテ、買ッテヤッタラシイ」
「それが僕達にもバレて、結局食費はみんな自腹切らないことになっちゃったってこと」
長い間身体が傀儡だったせいもあり、食に関してあまり興味がないサソリはこの周知の事実を知らなかった。
蠍「そりゃ角都も頭抱えるわけか…」
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