第22章 Dawn１８.愛と誓い-決意-

目の前が一瞬にして暗くなり、頭に温かな手の感触が伝わった。


｢リン…｣


リンが顔を上げると、優しく微笑みを浮かべたマダラの姿。

マダラはリンの前にしゃがみ、彼女の頭の上に手を置いていた。

彼は万華鏡の時空間で跳べる一人分までギリギリ回復していたことで、なんとか逃げ切ることができていたのだ。


斑｢これで良かったか？｣


マダラはリンに二丁拳銃を見せ、差し出した。

瞬間、リンの目にまた涙が溢れてくる。


鈴｢マダラさん…っ！！｣


リンはマダラに抱き着き、声を上げて泣く。

急で驚いたマダラだが、それも柔らかい微笑みに変わり、リンを優しく抱きしめた。


斑｢もう泣くな。大丈夫だ｣


マダラも泣きじゃくるリンをポンポンと何度か軽く撫でる。


痛｢マダラ…｣


ペインは安心したように二人に歩み寄り、他のメンバーも微笑みを浮かべていた。


斑｢終わったな｣


フゥ…と息を吐く。


斑｢帰ろう…アジトに…｣


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