【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第7章 Dawn5.暗闇と迷走
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鈴「…どうしよう…っ」
未だ暗闇の中で半泣きのリン。
頭に浮かぶのはいつも優しく接してくれる"彼"の姿――…
鈴「トビさん…っ……」
「リン!!」
鈴「!」
急に身体が温かくなる。
なぜだかすぐに安心できた。
鈴「…トビ……さん…?」
リンはトビ―…マダラに後ろから抱きしめられていた。
それを頭の中でやっと理解する。
斑「リン…」
呼吸を整え、呟いたマダラ。
斑「良かった…」
またギュッと強くリンを抱きしめる。
リンは温かな体温を感じ、思わずマダラの腕の袖を握り締めた。
マダラの息遣いが少し荒い。
"長い間探してくれてたんだ"と思うと、なんだか罪悪感と嬉しさでいっぱいになった。
しかし、そんなことよりも気になることが頭を駆け巡る。
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