【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第22章 Dawn18.愛と誓い-決意-
しかし、起爆粘土からは炎も爆風も噴き出さず、真っ黒な煙だけが辺りに充満した。
雨(ただの煙玉か…!)
雨鶴は横の壁に突き刺さっているクナイの方に片腕を伸ばすと、タンッと飛び上がった。
泥「旦那!」
蠍「砂鉄時雨!」
声が聞こえたサソリはすぐに三代目の砂鉄を解放した。
雨「!?」((ガクン
突然、雨鶴の身体がバランスを崩し、地面にズザザッと落ちた。
黒煙が晴れてくると、デイダラがサソリの隣に戻る。
泥「やっぱりな、うん」
蠍「わかったみてぇだな、デイダラ」
泥「あぁ。二つわかったぞ、うん」
雨「チィ…!」
デイダラの言葉に、雨鶴は思わず舌打ちした。
泥「さっき、オイラの爆発で砂ぼこりが舞った時も今の煙玉で煙が充満した時も、いつも使ってたはずの幻術をかけなかった。つまり、視界が悪い時には発動できない」
デイダラは、唇を噛み締めながらこっちを睨みつけている雨鶴に、ニヤリと微笑を浮かべる。
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