【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第7章 Dawn5.暗闇と迷走
デイダラは"トビぃ?"と言って右手を顎に当てて考える。
泥「いや、オイラは見てないぞ。旦那は?」
蠍「俺も見てねぇな」
二人がそう言うと、リンは残念そうに肩をガックリと落とした。
泥「オイラもトビに会ったらリンのこと言っとくぞ、うん!」
鈴「本当ですか!?助かります!」
リンは笑顔でぺこりと頭を下げて駆け出す。
泥「気を付けろよ!うん!」
鈴「はーい!」
リンはデイダラの方を振り返りながら手を振る。
そしてまたスリッパをパタパタ言わせ、トビを探しに再び薄暗い地下を走り出した――…
とにかくアジトの地下はとにかく広い。
しかも、ただ広いだけではなく、迷路のように曲がり角がたくさんある。
ここについて全く知らない者が訪れれば、たちまち自分の居場所がわからなくなってしまうだろう。
鈴(お兄ちゃんにここのことちゃんと教わったから、迷子にならないもんね)
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