第22章 Dawn１８.愛と誓い-決意-

泥(やっぱり、旦那の砂鉄は相変わらずすげー破壊力だな…うん)


目の前でモワモワと白い煙が立ち込める中、デイダラはその様子を一歩下がって見ていた。


泥｢やったか？うん？｣

蠍｢様子見程度に加減した。ここは向こうのホームだ。カウンター飛んで来るかもしれねぇだろ｣


視界を遮っていた土煙がだんだん消えていく。

地面には、白い忍服を赤く染めた忍達が何人も倒れていた。


雨｢あっははは！！全然へっちゃらだもんね！｣

蠍｢チッ…。いちいちムカつく｣


声が聞こえたのと同時に、サソリは舌打ちする。


雨｢それにしてもすごいね～そのお人形｣


砂埃が完全に消えると、蛙のような体勢で壁に張り付いている雨鶴が姿を現した。

その周りには、まだ無傷で立っているフードを被った忍達。

先程の攻撃で数は大分減らされていた。


泥｢さすがサソリの旦那！加減して半分も一気に減らしたぜ！うん！｣

蠍｢あ？ナメてんのか？俺の芸術にかかりゃこの程度造作もねぇ｣


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