第22章 Dawn１８.愛と誓い-決意-

無視されてカチンときたデイダラは、密かに作っていた出来立ての小型の鳥型起爆粘土を少年に飛ばした。


泥｢喝ッ！！｣



ボカンッ！！



すぐに軽い爆発音が広間に響く。


｢うぉわッ！？突然危ないじゃないかぁ～｣


少年はひらりとかわしながら、わざとらしく困った顔で唇を突き出す。


泥｢チッ…。アートしてやろうと思ったのに、うん｣


少年は"アート"という言葉にぴくりと肩を揺らす。


｢もぉ～邪魔しないでよね｣


周りにはさっきの爆発を喰らい、倒れている忍達。

しかし、余裕で避けた彼はそんなのには見向きもせず、また鼻歌を歌い出す。


蠍｢おい、鼻歌野郎…。いつまで俺を待たせる気だ？俺を誰だと思ってやがる｣


ブチッと、サソリの堪忍袋の緒が切れる。

約５分間、同じ状態でいたサソリはとうとうキレた。


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