【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第7章 Dawn5.暗闇と迷走
鈴「そっか!なんか誤解してたみたい」
"ごめんね"と言い、リンはいつもの笑顔に戻った。
ペインも"あぁ"とだけ言うと、つられて笑顔になる。
鈴「じゃあ私、トビさんにこのこと伝えてくるね」
リンは笑顔を浮かべたまま勢いよく部屋を飛び出した。
痛「まったく…。いつまでも世話の焼ける妹だ…」
「そう言いながらも、顔が笑ってるわよ?」
すると、純白の紙が小南の姿を象った。
痛「そうだったか?」
小「私をごまかせるとでも思ってるのかしら?」
目を細めてペインを見る小南。
痛「お前にはかなわないな」
小「何年あなたと一緒にいると思ってるの?」
痛「そうだな」
ペインは少し下を向くと、さっきより小さな声で言う。
小南はクスッと小さく笑った。
小「今、照れたでしょ?」
痛「照れてない」
ペインは小南の言葉に即答する。
小南はペインの顔を覗き込み、悪戯な笑みを浮かべた。
小「顔…赤いわよ?」
痛「なッ!?」
小「ふふふっ」
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