第21章 Dawn１７.愛と誓い-消失-

その男は不気味に笑う男と鼻歌の少年をチラッと見る。


｢行きますよ｣

｢フンフフフーン♪はいはい♪｣

｢ヒヒヒ…｣



サッ…



彼は二人を連れ、その場から消え去った。


｢さて、俺は清那の冥福を祈るとしようかな｣


残されたのは、紫マントの男と大きな図体の男だけ。

巨体の男はドスンと無言で隣へ跳んでくると、少しだけ地面が揺れた。

マントの男はニヤリと不気味に口角を上げ、ひじ掛けに頬杖をついたまま声高々に笑い出した。


｢君達と会うのをとても楽しみにしているよ…。


"暁"諸君………


ハハハハハハハ――――…！！！｣




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