第21章 Dawn１７.愛と誓い-消失-

紙に覆われた自分の身体をよく見れば、それはただの紙ではなく、無数の起爆札。


清｢こここ、こんなことしたら、ああ、あなたも無事では済みませんわよ…！！？｣


清那は声も裏返り、かなり焦っているが、必死に平常心を保とうとしている。

その目の前で、小南は無表情で彼女を見つめると、いつもの抑揚のない落ち着いた口調で話し出す。


小｢そうね…。でも………｣


清｢やめて…っ！｣





小｢死ぬのはあなただけよ…清那｣












清｢いやぁぁぁあああああああああッッ！！！｣








バァアァアアアンッ！！



ドゴォォオオオォオーーンッッッ！！！！！！！！





起爆札が一枚爆発すると、他も次々と誘爆していく。

やがてそれは大爆発となり、清那の断末魔と轟音を響かせ、小南をも巻き込む。

そして、太陽が完全に顔を出した青空に炎の柱が空高く燃え上がった………


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