第21章 Dawn１７.愛と誓い-消失-

しかし、思わずひっぱたいてしまった彼の頬を見て眉を下げた。


小｢急に叩いたりしてごめんなさい｣

痛｢いや、いいんだ。悪いのは俺だ。おかげで目が覚めた｣


ペインは小南に少し笑うと、マダラの方を見た。


痛｢…さっきは悪かった｣

斑｢原因は俺にある。リンは必ず……｣


ペインは何も言わず頷く。


事が落ち着いたところで、デイダラがペインに聞く。


泥｢でも、本当にリンは連れ去られたのか？指輪のことはオイラも気になるが、リンが偶然落としたってことも考えられるぞ、うん｣

鬼｢まぁ、それが一番自然ですねぇ｣

蠍｢いや…だが、指にはめてる物を落としたなら普通気付くはずだ｣

痛｢それもそうだが……それ以前にリンがこの指輪を誤って落とすなど、俺には考えられない｣

角｢なぜそう言い切れる？｣

斑｢指輪を初めて受け取った時、大切そうにはめていたから……｣


マダラはリンが初めて自分の前に現れ、ニコニコと眩しい笑顔を浮かべながら大事そうに指輪をはめている姿が目に浮かぶ。

"リン……"と、心の中で叫ばずにはいられなかった。


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