【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第20章 Dawn16.自尊と涙
そこから先程持っていた"団子"の箱が顔を出した。
鼬「結構前だがこの団子…食べたいと言っていただろう?」
膝の上にそれを広げると、鮮やかな三色団子が箱の中に綺麗に並べてあった。
デイダラは何か思い出すようにしばらくじっとそれを見つめていると、急にハッとして明るく笑った。
泥「これ!前にリーダーが奮発して買ってきたやつだ!うん!」
デイダラが目をキラキラと輝かせると、イタチは小さく笑った。
鼬「食べるか?」
泥「え…いいのか?」
鼬「あぁ」
泥「やったー!いただきまーす!」
部屋に明るいデイダラの声が響いた。
隣では、団子を両手に持って頬張る彼を、イタチが笑いながら見ていた。
蠍「………」
扉越しに二人の会話を聞いていたサソリ。
彼らの楽しそうな声に安心したように微笑すると、サソリは静かにドアから離れた………
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