第20章 Dawn１６.自尊と涙

泥(…なら、ここはＣ２がベスト)


手の口からオエッと吐き出され、両手を広げると、白い煙に包まれた。


佐｢………｣


サスケは目を離さず、その様子をじっと見つめる。

煙が晴れると、デイダラの後ろにしっぽが長く、大きな翼を備えた巨大な竜が現れた。

その名も"Ｃ２ドラゴン"。

これもデイダラの芸術の一つである。



ザッ



Ｃ２ドラゴンの上に、デイダラが乗った。


佐(あのデカいのも爆発物になりえるのか？しかもあの形状からして空からか…)

佐｢厄介だ…｣


刀を片手に、サスケが地面を強く蹴ってデイダラに向かってきた。



ギュンッッ！！！



すると、Ｃ２の口から小型の粘土の竜が発射された。

小型と言えど、Ｃ２ドラゴンと比較するとの話である。

サスケは目の前から来るそれを素早くかわす。

すかさず竜は上空でグルリと一回転し、サスケの後ろに回り込んだ。


泥｢喝！｣



ドウゥウウン！！！



佐｢…ッ……！｣

佐(さっきまでと違う。…誘導弾か)


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