【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第20章 Dawn16.自尊と涙
泥「そろそろ…」
デイダラは右手だけ印を組んだ。
泥「いくか!」
ボンッ!!
サスケに飛び掛かっていった一体が爆発し、サスケもその爆破に飲み込まれた。
思わず、デイダラの口角が上がっていく。
ザッ
泥「ん…?」
サスケは爆破を回避していたようで木の太い枝にストンと着地する。
ダッ
サスケは隠れるように森の中へ逃げ込んでいった。
泥(チッ!)
デイダラは苦虫を噛み潰したような顔をすると、彼の芸術たちが一斉にサスケを追いかけていく。
サスケも後ろを振り返りながら刀で周りの木々を切り倒す。
その木々に挟まり、デイダラの合図無しで起爆したせいで芸術たちも少し数が減ったようだ。
佐(どこまでもついてきやがる)
ピトッ
佐「!」
突如、サスケの足に起爆粘土が絡み付いた。
放そうとするが、やはり全く剥がれない。
動きが鈍くなったサスケは後から追ってきた粘土たちと対峙する。
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