第20章 Dawn１６.自尊と涙

鬼｢戻りました｣


そんなところへ鬼鮫とイタチが帰ってきた。


蠍(…イタチ……？)


サソリはイタチの顔を見るなり、何かが頭の中に引っかかって再び考え出した。


鼬｢そんなに難しい顔をしてどうしたんですか？｣

痛｢あぁ。デイダラが単独任務だと言ってアジトを出て行ったらしいんだが…｣

鬼｢アナタが任務を出したんじゃないんですか？｣

痛｢いや、俺にそんな覚えはない。何か心当たりはあるか？｣


鬼鮫は少し考えたが、何も思い付かなかった。


鬼｢全くないですねぇ。アナタはどうです？イタチさん｣

鼬｢……あ、あぁ。すまない。聞いてなかった…｣

鬼｢イタチｓ｣



ダッ！！！



すると、急にサソリが血相を変えて外へ走り出した。


飛｢おい！サソリちゃん！！？｣


飛段が引き止めようとしたものの、サソリの姿はすぐに見えなくなってしまった。


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