第20章 Dawn１６.自尊と涙

サスケが瞬時に自分に向かってくる。


泥(速い…ッッ　！)


気付いた時にはサスケはもうすぐそこまで来ていた。



カチャ……



サスケが目の前で刀を構えた。



ザッ



ギリギリで見切ったデイダラは間一髪のところで避ける。

そして、木の太い枝に着地し、上からサスケの様子を伺う。


佐｢よくしゃべるお前にイタチのことを聞く｣

泥｢へッ…！｣


デイダラはバサッとコートを広げ、手を両腰の粘土入りポーチに突っ込んだ。


泥(まずはチャクラレベルＣ１で動きを見てやる)


すると、小さくて丸い甲虫の形をしたＣ１がたくさん手の平から作り出された。



バッ



それをサスケの上にバラバラとそれを撒き散らし、デイダラが印を組んだ。

その印を合図に、甲虫は足をカシャッと広げ、サスケに飛び掛かっていく。


泥(さぁ…どう来る？)


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