第20章 Dawn１６.自尊と涙

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あれから数日が経ち、デイダラは何事もなく普段の彼に戻っていた。

サソリもサスケとのことはとうに忘れていて、デイダラとまた任務をこなす日々を送っている。


泥｢サソリの旦那ァ！だーんーなぁあああッ！！｣


そんなサソリが地下で傀儡コレクション達を改造していると、デイダラの声が鼓膜にキィーンと響いた。


蠍｢大声で呼ぶな…。ここにいる｣

泥｢あっ。いたいた！うん！｣


部屋から出て来たサソリは廊下で無邪気に笑うデイダラを呆れた目で見つめた。

地下の廊下や部屋はリンの迷子騒動があって以来、ろうそくではなく電気をちゃんと天井に設置していた。

そのため、窓がなくても非常に明るい。


泥｢急にリーダーから単独任務出されたから行って来るって一応報告だ｣

蠍｢珍しいな…。単独任務か。気を付けろよ｣


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