第18章 Dawn１５.不死と願い-守護神-

飛段の方を向けば、ニカッと笑いながら得意げにそう言う。

角都はその言葉と表情にハッとした。


飛｢俺は何されても絶対ェ死なねーけど、てめーはもしかすると死んじまうかもしんねーだろ？だから俺はお前も守ってやんぜ！いっつも角都には守られてばっかだし！｣

角｢飛段…｣

飛｢それによ、俺…角都が死んだら俺も死ぬって言ったろ？だからよ！今度は俺がーー…ってどうしたんだァ…？角都ゥ｣


角都は唇を噛み締め、表情が見えないくらいうつむきながら肩を震わせている。


角｢………すまない…っ｣


そう言って、角都は背中を向けてしまった。


飛｢オイオイ！一体どーしたんだよ！まさか泣いてんのかァ！？｣


飛段は角都の震える背中に向かってゲハハと笑い飛ばす。


角｢バカか、お前は…っ｣


角都はその影にこぼれ落ちる涙を隠し、声を振り絞る。


_