第18章 Dawn１５.不死と願い-守護神-

リンは飛段の右腕の包帯を丁寧に取っていく。

包帯を取れば、飛段の腕には縫い傷がたくさんあり、リンはその傷をつらそうな目で見つめた。

すると、そんな彼女に気付いたのか、飛段は明るく振る舞う。


飛｢でもよォ、リンとデイダラちゃんが来てくれてよかったぜ、ホント！｣

鈴｢え？どうしてですか？｣

泥｢隣が寝てばっかでつまんなかったからだろ？｣


デイダラは角都の方をチラリと見てニヤリと笑う。

しかし、角都は知らん顔。


飛｢そーなんだよ、デイダラちゃん！一日中空ばっか眺めるばっかりでよォ。だからって、角都に話かけてもぜ～んぜん反応しねェし！｣


飛段は"やだやだ"と言わんばかりに左腕を上げて首を振った。

しかし、角都が反撃しないはずもなく飛段を睨む。


角｢黙れ、飛段。お前もそれほど話かけてこなかっただろう｣

鈴｢へぇ～！飛段さんも成長したんですね！｣

泥｢もう充分大人なのにな｣


リンとデイダラはおもしろそうにクスクス笑う。


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