第18章 Dawn１５.不死と願い-守護神-

飛段はすぐに怒った顔で口を尖らせながら振り返った。

しかし、またすぐにカカシ達の方に顔を向けて片方だけ眉を上げると、バカにしたように鼻で笑う。


飛｢お前ら、仇討ちのつもりだろーがそんな程度じゃ無理無理｣

｢｢｢くっ…！！！｣｣｣


シカマルたちは唇を噛み締め、飛段を睨みつけた。

しかし、飛段は地に突き刺さったままだった鎌を肩に担ぐと、挑発的な態度で彼らを見下すようにニヤリと笑う。


飛｢ガキ共は見た感じ、あいつの教え子ってとこかァ？ま、あんなカスに教わってたんじゃたかが知れてるがなァ？｣

蝶｢アスマ先生を悪く言うな！！｣

鹿｢チョウジ…！｣

いつも温厚なチョウジも恐い顔をして飛段に怒鳴った。

しかし、飛段はそれを見て腰に手を当てると、まるで楽しんでいるようにとことんバカにする。


飛｢"美しきは師弟愛"ってかァ？へっ…バカらしい！｣

蝶｢キサマ…！！！｣

鹿｢チョウジ！！｣


今にも飛び掛かりそうな勢いで怒るチョウジを、シカマルが今度は少し大きな声を出して抑える。


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