第18章 Dawn１５.不死と願い-守護神-

鹿｢今度は狙う順番を…間違えないからよ｣


へへっと笑ったシカマルが手を動かすと、飛段の腕も同じように動く。

そして、地面に突き刺さっていた赤鎌を否応なしに飛段に持たせた。


飛｢くッ…！てめーには必ずジャシン様の裁きが下るッ！！俺がどうなろうと必ずぶっ殺してやる！｣

鹿｢お前…頭悪いだろ｣

飛｢…ッ……｣


シカマルは不敵な笑みを浮かべ、走り出した。

それと同時に、シカマルに操られている飛段は角都の方に鎌を振りかざしながら走っていく。


飛｢角都ッ…かわせェ！！｣















角｢わかっている…｣


瞬間、影真似に縛られて動けないはずの角都が瞬時にかがんだ。

角都の頭上を、左から来た飛段の鎌が通過する。

間一髪、斬られたのは角都の外套の袖のみ。


飛｢よっしゃーッッ！！！｣


木ノ葉の忍はその様子を訳のわからなそうに目を見開きながらただ一点を見つめている。


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